「あれイヤ!これイヤ!」2歳児のイヤイヤ期にママだってイライラしちゃう!(2歳 イヤイヤ期 イライラ)

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2歳になり言葉を覚え始めて

かわいいと思えるはずなのに・・・

 

毎日「あれイヤ!これイヤ!」

と何でもかんでもイヤイヤされて、

もうお手上げ状態。

 

毎日のようにイライラしてしまうママも

たくさんいるでしょう。

 

 

でも、このひどいイヤイヤ期は、

実は子どもの成長にとって、

とっても大切な時期なのです。

 

「もういい加減にして!」

と言いたくなってしまうママの気持ちも

よーくわかります。

 

 

子どもがイヤイヤしてしまう理由を知って、

ちょっと見方を変えてみると、

ひどいイヤイヤ期を上手に

乗り越えられることもあるんです。

 

イライラしてしまうママのために、

イヤイヤ期が訪れる原因と

その対処方法をご紹介します。

 

 

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2歳児のひどいイヤイヤ期の正体は?

 

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2歳になると訪れるイヤイヤ期の原因は

脳の発達にあるのです。

 

 

脳の前面にある「前頭前野」

自分の欲求を抑制する働きをします。

 

この「前頭前野」は

3歳を過ぎるまでは未発達の状態です。

 

そのため2歳では

まだ自分の欲求を抑えることが出来ずに

すぐに癇癪を起してしまうのです。

 

「前頭前野」が完全に発達するのは

4歳ごろなので、それまではちょっと

辛抱が必要かもしれません。

 

 

子どものイヤイヤ期に悩むママの中には、

「母親である私の育て方の問題?」

と悩むこともあるかもしれませんが

そうではないので安心してください。

 

 

子供の自我の芽生えと言葉の発達

 

 

この時期は自我が芽生え始め、

子ども自身に様々な欲求を

表に出そうとする時期です。

 

しかし、言葉も未発達なため

自分の感情を上手に表現できることが

まだ出来ません。

 

つまり、自分が伝えたいこと、

して欲しいことなどを上手に伝えられず、

周りの大人が理解してくれないことで

子ども自身もイライラしてしまうのです。

 

 

例えば、

「お出かけするからオモチャを片付けて」

と言ったとします。

 

子どもはまだオモチャで遊んでいたい、

まだ遊びの途中だから

そんな急に片付けてって言われても…

 

という感情を抱いているかもしれません。

 

 

でも、言葉が未発達な子どもは

「イヤ」という言葉でしか

感情を伝えられません。

 

思っていることを上手に相手に伝えるのって

すごく難しいことですよね。

 

まだ2歳児にそこまでの理由を

伝えることは不可能でしょう。

 

 

今の感情を「イヤ」という言葉で

ママに伝えるのが精いっぱいの表現です。

 

子どもにとって

「今はお出かけよりも目の前のオモチャで遊びたい!

でもうまく伝えられないし、ママは急いでっていうし…」

 

この脳の発達と言葉の発達とのアンバランスさも

イヤイヤ期の原因の一つです。

 

 

子供の気持ち!自分でやりたいのに出来ない…

 

 

自我の芽生えとともに、

この時期から「自分でやりたい!」

という気持ちが出てきます。

 

自分でご飯を食べたい!

自分で洋服を着たい!

自分でお出かけの用意をしたい!

 

などなど、様々な部分で

「自分でやりたい!」

という気持ちが出てきます。

 

 

でも実際に一人で出来るか…と言ったら

無理な部分も多いでしょう。

 

でも自分でやりたいのが2歳児です。

 

 

ママにしてみたら、

「自分でできないんだからママがやってあげる!」

と手を貸してあげたくなりますね。

 

でも、子どもにだってプライドがあります。

 

2歳児ながらに

「もう赤ちゃんじゃない!

もう大きいんだから自分でやるんだ!」

と思っているのです。

 

 

確かにママの思うように、

自分でできない部分もたくさんあるでしょう。

 

そこがまた2歳児を苦しめる部分なのです。

 

 

自分でやりたいのに出来ない…

でもやりたい!でもできない…

どうしよう…

 

そんな葛藤が子どもの心の中で

渦巻いています。

 

そのうち、自分が何をしたいのかすら

わからなくなってしまい、

何を言われようと「イヤイヤ」するしか

なくなってしまうのです。

 

 

ひどいイヤイヤ期を上手に乗り切る対応方法

 

 

イヤイヤ期の原因がわかると

ちょっとママの見方も変わってきませんか?

 

困っているのはママだけでなく、

イヤイヤしてしまう子ども本人も同じです。

 

そう考えると自然と対応方法が

見えてくるかもしれませんね。

 

 

やりたいようにやらせてみる

 

「自分でやりたい!」ということは

危険がない限りやりたいようにやらせてみましょう。

 

ご飯をぼろぼろこぼしてしまっても、

着替えに時間がかかってしまっても、

子ども自身が「一人でやりたい」という気持ちを

大切にしてあげてください。

 

そのためにはママ自身が

時間に余裕を持つことが大切です。

 

 

子どもの「出来る!」を待つことは

大変かもしれません。

 

ですが「イヤイヤ」されてぐずられるより

よっぽど実のある時間だと思います。

 

 

手を貸すのはさりげなく

 

この時期の子どもに対して、

全面的にお世話をするのは禁物です。

 

実際には一人で出来ていなくても、

出来たと感じさせてあげることも大切です。

 

 

自分で靴を履きたいというのなら、

履きやすいように少し大きめの靴や

生地の柔らかい靴を用意する。

 

自分でご飯を食べたがるなら、

安定感があって子どもがすくいやすい、

深めの食器を用意する。

 

そんな感じで、全面的に手を出すのではなく、

子どもがどうしたらやりやすいかを考えてあげると

いいですね。

 

 

最初はできなくて当たり前です。

 

子どもに失敗経験をさせない育児は間違っています。

 

その失敗を乗り越えて出来るようになることが

子どもの人格形成にとって大切なことです。

 

 

いっぱい失敗してそれで出来たら

いっぱい誉めてあげてください。

 

「自分でできた!」という達成感は

子どもの自信に繋がり、次の挑戦に挑むのです。

 

 

子どもの気持ちを理解しよう

 

ママに都合があるように、

子どもにだって都合があります。

 

ママの都合で「○〇して!」といっても、

子どもにとってはママの都合よりも自分の欲求です。

 

イヤイヤが始まったら、

まず子どもの気持ちを考えてみましょう。

 

 

何がイヤなのか…

この子は今どうしたいのか…

 

ママがゆったりとした気持ちで聞けば、

子どももどうしたいのか、

答えてくれるかもしれません。

 

 

「急いでいるときに限ってイヤイヤばっかり…」

と思ってしまうかもしれません。

 

ですがママの焦った気持ちが、

子どもに伝染しているかもしれませんね。

 

 

ひと呼吸おいてゆっくり話しかけてみましょう。

 

まだ言葉が上手に出ない子には、

ママが代弁してあげるのも効果的です。

 

 

子どもがイヤイヤを始める前後の状態をよく見て、

「もう少し遊びたいかな?」

「まだお出かけしたくないかな?」

などと、子どもの気持ちを代弁。

 

すると

「ママはちゃんと僕の気持ちを分かってくれている」

と感じ安心できるでしょう。

 

安心感を得ることで、

子どもの気持ちも落ち着き行動が

切り替えられることもあります。

 

 

ダメなことはダメ!

 

今まで子どもの気持ちを大切にしながら、

受け止めていくとお話してきましたが、

時に「ダメなことはダメ!」と言うことも必要です。

 

それは子どもの行動が

危険であると感じるときです。

 

 

気持ちのコントロールが上手に出来ないからと言って、

お友達を叩いたり噛んだりすることは

よくないことですね。

 

ここはしっかりと注意しましょう。

 

 

「オモチャが欲しかったんだね」

と子どもの気持ちを受け止めたうえで

 

「でもお友達を叩くことはダメ!」

とはっきり伝えましょう。

 

 

社会的にダメなことでも

「イヤイヤ期だから仕方ないね…」

なんて過ごしていたら、

我慢のできない子になってしまいます。

 

 

まとめ

 

 

ママにとって、

どうしようもない「イヤイヤ期」。

 

でも、ちょっと子ども目線になってみると

イライラしてしまう原因がわかることがあります。

 

 

イヤイヤ期はけっして

いけないことではありません。

 

逆にイヤイヤ期のない子どものほうが

心配かもしれません。

 

イヤイヤ期があるからこそ、

感情のコントロールや相手を思いやる気持ちを

持つことが出来るようになるのです。

 

 

ママも我慢する必要はありません。

 

たまにはママがイヤイヤ期に

なったっていいんですよ。

 

 

ちなみにこの私、長女がイヤイヤ期の時、

爆発寸前で長女の目の前で

大号泣したことがありました。

 

するとさっきまでイヤイヤしていた娘が

私の手をぎゅっと握ってきたのです。

 

 

長女がどんな気持ちで

そんな行動に出たのかはわかりませんが、

きっと私の気持ちを受け止めてくれたんでしょうね。

 

イライラしてしまうのはお互い様、

そんな気持ちでいきましょう。

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