5ヵ月ごろから離乳食を始めると、
7ヵ月を過ぎたころには
1日2回の離乳食に増えてくる時期ですね。
「今まで順調に進んでいたのに、
急に食べなくなったり、食べる量が減っちゃった…」
と悩んでいるママはいませんか?
「離乳食スタートは問題もなく来たのに何で急に…」
と戸惑ってしまうこともあるでしょう。
でもこれ、
けっこうよくあることなので
心配はいりません。
7ヵ月ごろになって、パタンと離乳食を
食べなくなってしまった時の解決方法を
ご紹介します。
離乳食の意味を知ろう!
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そもそも離乳食って
どんな意味があるのか知っていますか?
離乳食は、母乳やミルク以外で
栄養を摂取する時期ではありません。
あくまでも
「食事をする」ことの準備段階です。
ですから離乳食を食べなくても
母乳やミルクが飲めていれば
栄養面での心配はいりません。
離乳食を食べないと、
栄養が足りなくなって
赤ちゃんが成長しないのでは…
と考えてしまうママも
いるかもしれませんが、
そんなことはないんです。
離乳食は「食べ物に慣れる」という段階です。
「食事が楽しい!」
「食事っておいしい!」
と赤ちゃんが感じることが何よりも大切です。
栄養バランスよりも
赤ちゃんが食事を楽しめることを
第一に考えてあげましょう。
7ヵ月に入って離乳食を食べなくなった理由は?
今まで食べていた食材を食べなくなっちゃった…
大好きだったものを急に
食べなくなっちゃったというのは
よくある話です。
これは単に赤ちゃんが、その食材に慣れ、
飽きてしまった可能性があります。
私たち大人でも、大好きだからと言って、
同じものを何日も食べられるかと言ったら、
ちょっと無理がありませんか?
赤ちゃんも同じです。
嫌がらずに食べてくれるからと
毎日同じ食材を使っていたら
赤ちゃんだって飽きてしまいますよね。
「昨日まで食べてくれたのに…」
と感じたら、
「ここが離乳食に変化を付ける時期だ」
と前向きに考えましょう。
今まで食べさせたことのない食材を使ってみたり、
以前は全然食べてくれなかった食材に
再チャレンジしたりしてみるといいですよ。
意外と以前は食べてくれなかったものを
素直に食べてくれるように
なることもありますからね。
食感の変化に赤ちゃんが付いていけてないかも…
7ヵ月頃になると離乳食も中期に入り、
お口の中で少し、もぐもぐできる固さに
変えてくる頃ですね。
7ヵ月になったからと言って
いきなり固さを変えてしまったら
赤ちゃんもびっくりしてしまいます。
もぐもぐ期とはいえ、
いきなりもぐもぐ出来るように
なるわけではありません。
もし、固さをかえた時期と
赤ちゃんが食べなくなった時期が同じであったら、
離乳食の固さに赤ちゃんがついていけてない、
かもしれません。
一段階前に戻して様子を見ていきましょう。
すべての食材を戻すのではなく、
おかゆだけとか、副菜の一つだけ固めにしてみるとか
いろいろ試してみてもいいかもしれませんね。
育児書とにらめっこして悩むよりも、
目の前の赤ちゃんの様子に
目を向けてあげてくださいね。
ママの気持ちに余裕がなくなっていませんか?
「赤ちゃんをいろいろな食べ物に
慣れさせてあげなくちゃ!」
なんてママが焦ってしまっていませんか?
「赤ちゃんの成長のために!」
と一生懸命になるママの気持ちは
よくわかります。
私自身も、
「赤ちゃんにとって大切な離乳食。
いろいろなものを食べさせなくちゃ」
と気ばかりが先立っていたように思います。
「一生懸命作ったんだからちゃんと食べて!」
「たくさん食べて!」
という私の気持ちに反して、
少ししか食べてくれない娘。
「なんでなのぉ…」
とイライラしてしまうこともありました。
そんな私の気持ちを
娘は察していたのでしょう。
「なんかご飯の時のママの顔が怖い…」
なんて思ってしまっていたかもしれませんね。
前にも書いたように、離乳食は
楽しいと感じなければなんの意味もないんです。
赤ちゃんは楽しくないことを
頑張ることはできません。
ママの笑顔が大好きな赤ちゃん!
ママが笑っていれば
赤ちゃんだって楽しい気持ちになります。
「ご飯の時間はママも楽しそう!」
と思えることが大切ですね。
食べてくれなければ
「今日はいいか!」
と気持ちを切り替えましょう。
もしかして…赤ちゃんのおなかがすいていないのかも…
7ヵ月ごろだと、まだ離乳食の合間に
母乳やミルクをあげていますよね。
もしかしたら、
ママの考えている離乳食の時間には、
まだおなかがすいていない可能性があります。
離乳食を上げるタイミングは
離乳食や母乳、ミルクを上げてから
最低でも4時間は空けるようにしましょう。
おなかがすいていれば
自然と食べてくれることもあります。
この時期の赤ちゃんは
食べむらがあって当たり前!
一口、二口で食べるのを
やめてしまってもいいんです。
そんな時は母乳やミルクを
好きなだけ飲ませてあげましょう。
赤ちゃんが食べたがらないのに、
少しでも多く食べさせようと
だらだらあげるのは逆効果です。
食べないときはスパっと終わりにして
母乳やミルクをあげましょう。
赤ちゃんの成長には個人差があることを理解しましょう
赤ちゃんの成長には
個人差があって当然です。
初めての赤ちゃんだと、
育児書通りに成長が進まないと
不安になってしまうのも仕方のないことです。
育児書はママにとって育児の教科書。
教科書通りに100点満点の
赤ちゃんなんていませんよ。
学生時代を思い出してください。
教科書を必死に覚えても
テストで毎回100点が取れるなんて
不可能ですよね。
5割出来ていれば大丈夫!
そのくらいの気持ちでいいんですよ。
ママを採点するのは育児書ではなく、
赤ちゃんの笑顔です!
「教科書通りにしなきゃ!」
と必死になっても、
赤ちゃんが苦痛を感じていたら
何の意味もありません。
「育児書よりも、同じ月齢の赤ちゃんが気になる…」
というママもいるでしょう。
確かに比べたくなってしまいますよね。
私もそうだったのでよくわかります。
「○〇ちゃんはいっぱい食べているのに…」
「うちの子よりも○〇ちゃんのほうが成長が早い…」
などと周りの赤ちゃんが気になって
しかたありませんでした。
でも、どんなことにしたって
個人差があるのは当たり前なんです。
生まれた時の体重や身長だって
みんな違います。
ママとパパだってみんな違います。
同じママとパパから生まれて
同じ環境で育った子どもだって、
上の子と下の子では全然違うのですから
そんなことを気にすることはないんですよ。
元気があって、身長や体重が増えていれば
何も心配することはありません。
よそはよそ!うちはうち!
そんな気持ちで気楽に構えていきましょう。
まとめ
離乳食に戸惑っているのは
ママだけではありません。
実際に食べ始めた赤ちゃん自身が
一番戸惑っているはずです。
初めての味、初めての食感、
赤ちゃんにとっては
初めてばかりでびっくりの連続。
慣れてきたころに、また新たなものが…
そのスピードに赤ちゃん自身が
付いていけないことだってあります。
栄養面よりも赤ちゃんの好みを
重視してあげてください。
何事も焦りは禁物!
赤ちゃんと一緒にゆっくり進んでいきましょう。
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